まえがき
村田製作所の圧電マイクロブロアが秋月電子通商にて発売されました。メーカーよりプレスリリースされてからずっと関心がありましたので冷却用途にどの程度使用できるか動作させてみました。
C-MOSインバーターによる駆動
発振器からC-MOSインバーターにて増幅して圧電素子を駆動しました。20V前後の電源電圧が必要でしたので5Vからの昇圧DC-DCを使いました。波形は崩れp-pも30V近くに達しています。また圧電マイクロブロアの共振周波数はデータシートの26KHZから前後するようで、電源電圧の変更と共に発振器の周波数も微調整（消費電流が最大になるよう）が必要でした。
オペアンプによる駆動
データシートの参考回路を少し変更した発振回路なので別途発振器も不要で周波数の微調整も不要です。波形も比較的綺麗ですがhighとlow時にもっとフラットになる良いのですが。
この回路でも5Vからの昇圧DC-DCを使いました。5V電源は120mAの消費電流でした。
エアポンプ実験(動画)
オペアンプによる駆動回路にてエアポンプ実験です。中央の奥にはモバイルバッテリーがあります。C-MOSインバーターによる駆動回路でもほぼ同様に泡が出ました。マイクロブロアを固定しているネジはφ1.7㎜×8㎜のもので秋葉原の西川ネジにて入手しました。
